2010年11月25日木曜日

国家の危機管理

 2010年11月23日、日本時間の午後2時35分頃北朝鮮が韓国に砲撃を行った。この事自体では日本には影響はない。有ったのは為替(円ドル83.80~82.80)の乱高下だろう。株式の東証も休場(勤労感謝の日)で動いてないからだ。
早朝のアメリカでも4時間後に声明を出している。それに比べとなりの日本は7時間後。内閣総理大臣菅直人は、報道ベースでは「この事件を知ったのは3時半頃」などと危機管理の無さを露呈して、再び外交問題にぶち当たった状態だ。
「近くの狂人がマシンガンを発砲して騒いでいる」のに、全く準備が出来ていないのである。北朝鮮が今までも、度々狂った行動を起していた事は、野党時代から知っていたはずだ。これでは自衛隊だろうと軍隊だろうと到底機能するはずもない。
世界中の株価は大幅安と成り、経済的な打撃にも成りうる事態に、日本は「おっとり刀」どころか「やっとの思い」で動いている。果たして日本国に生命と財産を預けておいて大丈夫なのだろうか?土地は持って逃げられない。大変不安だ。
翌24日の日経平均株価の終値は10,030.11円と10,000円以上を保ち引けている。ここから推測すると、「一時的な不安材料として織り込まれた」と見える。前日のシカゴ日経平均先物9,880円の引け値に比べれば、高値を保ったことになるからだ。
現在、日本の不安材料は「民主党政権では、安定的に政治が出来ていない」事だろう。外交、安全などの問題に全く精通していないのではないだろうか?国民の目からは与党になってやってみたけど「勝手が違う」と見えてしまった。
やはり、政局だけを好む小沢一郎が居る政党には与党は務まらないのかもしれない。