2011年6月5日日曜日

見苦しい菅総理の行動

  日本の政治家が恥ずかしいのは、随分なれていたつもりだったが、菅直人総理には呆れて物が言えない状態だ。「二次補正もアレもコレも菅内閣で通す」では何時まで経っても「やめない」と言っているように聞こえてしまう。
  野党自民党が「辞めろ」というのは当然の成り行き、だが今回は与党民主党から「辞めろ」と言われているのだから当然、華路を通って辞めるしか無いはずだ。ところが内閣不信任決議案が否決されると一転12月の年末の原発冷温停止までは続投する、等と言い出す始末。
  約束を取り付けた鳩山由紀夫前総理も詰めは甘いが、「この国難にあって国会で何も決めることの出来ない内閣では仕方ない」と潔さも無いのが、菅総理だ。与党の支持もなく、国民の支持もなく、どの様に国家運営が出来るというのか分からない。
  民主党は言っていたではないか?「総理を変える時は解散総選挙をしろ」と。国民としても、国難だからそこまでの余裕はないと思う。でも政治が前に進むようにはして欲しい。この菅直人総理を見ているとまるで晩年の豊臣秀吉を思い浮かべる。他界直前に家康に「豊臣家を頼む」と懇願しているように見える。「菅内閣を続けさせてくれ」と言っているようだ。恥が無いから生きられる。これが菅直人総理の正体だろう。