2010年10月25日月曜日

タロットカード

 タロットカードは、コレクターが居るほど数多くの種類がある。私が使っているのはウエイト版タロットでユニバーサル・ウエイトとラディアント・ウエイトと言われるカードだ。
 基本的な絵柄は同じだが、色の付け方がユニバーサルはパステル調、ラディアントはハッキリした色彩が特徴に成っている。特別鑑定内容で使い分けることは無いが、二つのスプレッドで鑑定する時などはカードが違うので有効だったりする。
 ウエイト版タロットは意外に歴史が浅くまだ100年程度のしか経っていない。それでもウエイトの功績は大きく、新種のタロットでもウエイト版を見本に作られたものは、数え切れないほどだ。
 私はまだ西洋占星術を学んではいないが、タロットのスプレッドにホロスコープスプレッドがある。ホロスコープと言えば西洋占星術と言うことぐらいは私にも分っている。こう考えるとタロットとの相性はかなり良さそうだ。
 私はタロット占いをしていて「何であたるの?」と言う質問を受ける。正直答えようが無い。タロットカードに「神仏が宿っているから」と言うことぐらいだ。人生の苦難と努力を、カードの絵としたウエイト版タロットは、タロットカードの傑作と言えるだろう。

泉岳寺

泉岳寺は忠臣蔵で有名な、赤穂浪士(四十七士)が弔われているお寺である。私は都営一日乗車券で、何度か泉岳寺まで手を合わせに行った事がある。
大石内蔵助の銅像
  いまさら忠臣蔵の物語を、ここで書く気は無い。小学生の頃だろうか?母に連れられ一度お参りをしたのを覚えているが、その頃はお土産屋が沢山有った様な記憶が残っていた。35年ぶりにお土産を買おうと、お店に入り話をすると、やはり相当なお土産屋が有ったが、現在はこの3軒だけとの事だった。
毎年年末になると、忠臣蔵のドラマは放映されているが、誰も関心を持つ内容ではなくなったのか?これだけ雇用が悪くなれば愛社精神、愛国心など薄れて当然か?だが、私がお参りしていた時もけして私一人がお参りしていたわけではない

 ある意味では、お寺も宣伝しなければ人が集まらないのか?同じ日に浅草寺にも寄ったが外国人観光客で一杯だった。正直、謂れの分らない観音様より、お墓の意味も分り易いはずなのだが・・・
 信仰心の薄い日本人には、お墓参りの意味が本当に分っているのだろうか?お墓参りは正月、春秋の彼岸、お盆だけで良いと思っていないだろうか?この四回しか行っていない人はご先祖様を無縁仏と同じ扱いにしているのだ。この年四回は無縁仏を慰めるために仏教で決めたルールのようなものだ。せめて、祥月命日位はお参りしてほしいものだ。

大石内蔵助の墓

 「偉そうに行っているがお前はそれだけお参りしているのか?」と聞こえそうだ。正直行っている。年に50回くらいは行っているだろう。基本雨が降らなければ週一回は行くようにしているからだ。個人的な事に逸れてしまったが、日本人の宗教観はこのようなものなのだろう。
  泉岳寺には浅野内匠頭をはじめ、大石内蔵助などのお墓があるわけだが、そこでお線香を売っている人に聞いた。「ここでお墓の写真を撮らして頂いて良いでしょうか?」と聞いた。すると答えは「正義のために亡くなられたのでそのお写真は厄除けのお守りになりますよ」との事だった。ぜひ、一度歴史的寺院として立ち寄ってみてはいかがだろうか?
  最後に一枚大石内蔵助のお墓の写真をお守り代わりに載せておきたい。