2010年10月25日月曜日

泉岳寺

泉岳寺は忠臣蔵で有名な、赤穂浪士(四十七士)が弔われているお寺である。私は都営一日乗車券で、何度か泉岳寺まで手を合わせに行った事がある。
大石内蔵助の銅像
  いまさら忠臣蔵の物語を、ここで書く気は無い。小学生の頃だろうか?母に連れられ一度お参りをしたのを覚えているが、その頃はお土産屋が沢山有った様な記憶が残っていた。35年ぶりにお土産を買おうと、お店に入り話をすると、やはり相当なお土産屋が有ったが、現在はこの3軒だけとの事だった。
毎年年末になると、忠臣蔵のドラマは放映されているが、誰も関心を持つ内容ではなくなったのか?これだけ雇用が悪くなれば愛社精神、愛国心など薄れて当然か?だが、私がお参りしていた時もけして私一人がお参りしていたわけではない

 ある意味では、お寺も宣伝しなければ人が集まらないのか?同じ日に浅草寺にも寄ったが外国人観光客で一杯だった。正直、謂れの分らない観音様より、お墓の意味も分り易いはずなのだが・・・
 信仰心の薄い日本人には、お墓参りの意味が本当に分っているのだろうか?お墓参りは正月、春秋の彼岸、お盆だけで良いと思っていないだろうか?この四回しか行っていない人はご先祖様を無縁仏と同じ扱いにしているのだ。この年四回は無縁仏を慰めるために仏教で決めたルールのようなものだ。せめて、祥月命日位はお参りしてほしいものだ。

大石内蔵助の墓

 「偉そうに行っているがお前はそれだけお参りしているのか?」と聞こえそうだ。正直行っている。年に50回くらいは行っているだろう。基本雨が降らなければ週一回は行くようにしているからだ。個人的な事に逸れてしまったが、日本人の宗教観はこのようなものなのだろう。
  泉岳寺には浅野内匠頭をはじめ、大石内蔵助などのお墓があるわけだが、そこでお線香を売っている人に聞いた。「ここでお墓の写真を撮らして頂いて良いでしょうか?」と聞いた。すると答えは「正義のために亡くなられたのでそのお写真は厄除けのお守りになりますよ」との事だった。ぜひ、一度歴史的寺院として立ち寄ってみてはいかがだろうか?
  最後に一枚大石内蔵助のお墓の写真をお守り代わりに載せておきたい。

0 件のコメント: